素麺
これだけ暑くなってくると食べたくなるのが素麺(そうめん)ですね。
ちょっと固めに茹で上げて、冷たい水でごしごし洗って、キンキンに冷やした半透明な素麺を、薬味のいっぱい入ったつゆでするするっといただく、夏の醍醐味ですね。
しかし、沖縄では素麺は冷やしてなんて食べません・・・。
素麺はソーメンまたはソーミンであって、炒めて食べるものだそうです。
ソーメンチャンプルー、ソーミンチャンプルーとして油でしっかりと炒めて食べるのです。
もちろん、冷たくして食べようと思えば食べられるのですが、ないのです、あの素麺が、あの冷たくして食べるとおいしい素麺が、あの一束づつ止めてある、いわゆる「高級素麺」が・・・。
スーパーで売っている素麺はどさっとしたひとまとめで売っている素麺しかないのです。
もちろん、どさっとした素麺を茹でて冷やして食べてみましたが、おいしくない。
値段も安く、量もたっぷり入っているのですが、これは「ソーメン」であって「素麺」ではない。
しかし郷に入っては郷に従えですので冷たい素麺は諦めました。
そもそも素麺は台風の被害が多い沖縄では保存食として各家庭に必ずあったそうです。
夏しか食べない素麺も、沖縄では年中食します。保存食から日常食へ。
しかし、この「ソーメンチャンプルー」もなかなかおいしいですよ。
にふぇーでーびる。