沖縄に移住しまして

沖縄に移住した独り男の落書きみたいなもんです。

夏の野菜

沖縄のスーパーにも夏の野菜があふれてきました。

沖縄の代表的な料理のひとつに「ゴーヤーチャンプルー」があげられますが、

実はこの「ゴーヤーチャンプルー」は沖縄で年中食べられている料理ではありません。

「ゴーヤ」いわゆる「にがうり」は夏野菜なので、沖縄でも夏場しか食べられていません。もちろん、輸入物やハウス物は年中食べることができますが、あまりスーパーの陳列棚に並ぶことはありません。

「ゴーヤ」はよく知られていますが、「ナーベラー」という夏野菜も沖縄では人気です。

この「ナーベラー」はへちまです。あの体を洗ったりするヘチマを沖縄では青いうちに食べます。あの体を洗うヘチマは乾燥させたものです。

このヘチマは皮をむいて、一口大に切り、味噌で煮ます。

これで「ナーベーラーンブシー」の完成です。

この「ナーベーラーンブシー」(へちまの味噌煮)は沖縄ではいわゆる母の味で、各家庭によって味付けはもちろん、豚肉が入ったりもするそうです。

ちょっと甘めの味付けで、さっぱりとした「ナーベーラー」はお酒のつまみというより、ごはんで食べたい一品ですね。

しかし、夏の暑い夜なんかは、冷蔵庫で冷やした「ナーベーラーンブシー」なんかもいいのです。冷たい「ナーベーラー」がつるんと冷たく、ビールのお供にも最高なんです。

沖縄の食堂に行けばメニューとしてあるところもありますよ。

 

にふぇーでーびる。

素麺

これだけ暑くなってくると食べたくなるのが素麺(そうめん)ですね。

ちょっと固めに茹で上げて、冷たい水でごしごし洗って、キンキンに冷やした半透明な素麺を、薬味のいっぱい入ったつゆでするするっといただく、夏の醍醐味ですね。

しかし、沖縄では素麺は冷やしてなんて食べません・・・。

素麺はソーメンまたはソーミンであって、炒めて食べるものだそうです。

ソーメンチャンプルー、ソーミンチャンプルーとして油でしっかりと炒めて食べるのです。

もちろん、冷たくして食べようと思えば食べられるのですが、ないのです、あの素麺が、あの冷たくして食べるとおいしい素麺が、あの一束づつ止めてある、いわゆる「高級素麺」が・・・。

スーパーで売っている素麺はどさっとしたひとまとめで売っている素麺しかないのです。

もちろん、どさっとした素麺を茹でて冷やして食べてみましたが、おいしくない。

値段も安く、量もたっぷり入っているのですが、これは「ソーメン」であって「素麺」ではない。

しかし郷に入っては郷に従えですので冷たい素麺は諦めました。

そもそも素麺は台風の被害が多い沖縄では保存食として各家庭に必ずあったそうです。

夏しか食べない素麺も、沖縄では年中食します。保存食から日常食へ。

しかし、この「ソーメンチャンプルー」もなかなかおいしいですよ。

 

にふぇーでーびる。

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